七坊主(読み)ななつぼうず

精選版 日本国語大辞典 「七坊主」の意味・読み・例文・類語

ななつ‐ぼうず‥バウズ【七坊主】

  1. 〘 名詞 〙 江戸の芝増上寺の所化寮から毎夕七つ時(午後四時)頃に、一〇人または二〇人ずつ一組になって市中に出、点灯頃まで拍子木を打ち鳴らしながら托鉢して歩いた僧の一隊。また、その僧。七つ坊。
    1. 七坊主〈吾妻余波〉
      七坊主〈吾妻余波〉
    2. [初出の実例]「西念、七つ坊主(バウズ)の拵へにて、黒い頭巾をかむり」(出典:歌舞伎・四天王楓江戸粧(1804)五立小幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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