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西念 サイネン

デジタル大辞泉の解説

さいねん【西念】

平凡な僧をさす通り名。西念坊。「―はもう寝た里を鉢たたき/蕪村

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大辞林 第三版の解説

さいねん【西念】

ありふれた凡僧を呼ぶ名。西念坊。 「花とちる身は-が衣着て(芭蕉)/猿蓑」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

西念
さいねん

本来の意義は西方の阿弥陀(あみだ)仏とその極楽浄土を念ずること。西方念仏の略語で、念ずるその人をもさす。浄土教の隆盛につれ、西方念仏ということが一般に広まるとともに、広く僧の通称として用いられるようになり、「西念坊」などといって、ありふれた凡僧をさす通り名となった。[藤井教公]

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世界大百科事典内の西念の言及

【いろは歌】より

…〈いろは歌〉の全文は承暦3年(1079)本の《金光明最勝王経音義(こんこうみようさいしようおうぎようおんぎ)》に万葉仮名で書かれているのが現存最古で,1109年(天仁2)に源信僧都が〈いろは〉の作者を論じたという。1143年(康治2)に死んだ覚鑁(かくばん)は《伊呂波釈》《伊呂波略釈》を著し,1142年西念が〈いろは〉を沓冠に置いた〈極楽願往生歌〉を詠んでいる。〈いろは〉はそのころから広く行われ,音節の順序を示すために用いられるようになり,《色葉字類抄》《伊呂波字類抄》《節用集》などいろは引きの辞書も作られるにいたった。…

【峰定寺】より

…北山連峰の山中に位置する。寺伝によれば,1154年(久寿1)西念(観空)が石窟に堂を建立し,本尊千手観音(重要文化財)を安置して開創。当初は大悲山寺とも称し,鳥羽法皇の勅願で不動明王像と毘沙門天像(ともに重要文化財)が施入された。…

※「西念」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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