七山家
ななやまが
滝波川の中・上流の山間地域をさす。小原峠・谷峠・大日峠を越えて加賀国に通ずる。大永四年(一五二四)一〇月三日の臨時之祭礼入用之帳(平泉寺文書)に「七山家口取事」とある。「朝倉始末記」に「天正弐年四月十四日ニ、大野・南袋・北袋・七山家ノ一揆等」とあり、平泉寺を滅亡させた一向一揆の一大勢力となった。その大将は「亀毛ノアゼチ兵衛尉・兎角ノ西ノ六左衛門尉」などで、「山中ノ一揆」を引率して大いに活躍したという(同書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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