七瀬(読み)ナナセ

デジタル大辞泉 「七瀬」の意味・読み・例文・類語

なな‐せ【七瀬】

七つの瀬。数多くの瀬。
松浦川―の淀は淀むとも我は淀まず君をし待たむ」〈・八六〇〉
七瀬のはらえを行う7か所の瀬。
難波御祓へ―によそほしう仕まつる」〈澪標

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「七瀬」の意味・読み・例文・類語

なな‐せ【七瀬】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 七つの瀬。多くの瀬。
    1. [初出の実例]「松浦河奈々勢(ナナセ)の淀は淀むともわれは淀まず君をし待たむ」(出典万葉集(8C後)五・八六〇)
  3. 「七瀬の祓(はら)え」をする七か所の瀬。
    1. [初出の実例]「いととほくわたらせ給にければ。ななせのたびにてなむ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む