万樹(読み)ばんじゅ

精選版 日本国語大辞典 「万樹」の意味・読み・例文・類語

ばん‐じゅ【万樹】

〘名〙 多くの樹々。また、すべての樹々。万木万株
※雑言奉和(10C初か)奉和聖製河上落花詞〈坂田永河〉「万樹栄暉一種同、看落花」 〔欧陽詹‐春盤賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「万樹」の読み・字形・画数・意味

【万樹】ばんじゆ

万木。

字通「万」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の万樹の言及

【詞譜】より

… 詞譜の著として,明の張綖(ちようえん)の《詩余図譜》(詩余は詞と同義),程明善の《詩余譜》(《嘯余譜》所収),清初の頼以邠(らいいひん)の《塡詞図譜》などが比較的早いものだが,これらは詞の研究が未熟であったため誤りが少なくなかった。ついで万樹の《詞律》20巻(1687∥康熙26)は網羅的かつ精密なことにおいて画期的で,詞の研究,詞学に新しい段階をもたらし,当時すでにきざしていた詞の流行を大いに促進した。この書は約660調の詞牌を挙げ,同じ詞牌で形式の異なるもの(同調異体)を数えると1800余りに達する。…

※「万樹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」