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万県 ばんけん Wàn xiàn

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世界大百科事典 第2版の解説

ばんけん【万県 Wàn xiàn】

中国,四川省東部,長江(揚子江)左岸の市。人口159万(1994)。1950年万県から分離独立した。四川省東部の重要港。三国の蜀代に南浦県,唐代には万州がおかれ,明代に万県となった。東の三峡をへ,湖北にはいる交通の要所にあり,古来,重慶,宜賓(ぎひん)への中継点として発展,1902年(光緒28)にはイギリスとの条約により,17年外国貿易港として開かれ,近県および貴州北部で産出される桐油を中心に,皮革,漆などが取引された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

万県
ばんけん / ワンシエン

中国、重慶(じゅうけい)直轄市の万州区の旧名。揚子江(ようすこう)北岸に位置する。1950年、万県の県城地区を分離して万県市が設けられた。97年重慶が中央直轄市になるとき、四川(しせん)省から分離し、重慶に編入され、万県区となり、98年に万州区と改称した。万州区の人口は167万2794(2000)。古来「省門」といわれ、東から四川に入る水陸交通要地で、1902年の清英(しんえい)条約により17年税関が置かれて開港場となった。いまも揚子江水運、省都成都や湖北省への公路を通じて、特産品の桐油(とうゆ)などの物資集散地である。なお、1923年、排英運動に対してイギリス軍艦が砲撃した万県事件の地でもある。[小野菊雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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