三千年の桃(読み)みちとせのもも

精選版 日本国語大辞典 「三千年の桃」の意味・読み・例文・類語

みちとせ【三千年】 の 桃(もも)

  1. ( 中国、漢の武帝が、西王母(せいおうぼ)から不老長寿の桃をもらったという「漢武故事」による ) 仙人世界にあって、三千年に一度花を開き実を結ぶという桃。非常に珍しく、めでたいもののたとえにもいう。三千草(みちくさ)。→西王母が桃
    1. [初出の実例]「みちとせになるてふもものことしよりはなさくはるにあひにけるかな」(出典:是則集(平安中))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android