三右衛門(読み)さんえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三右衛門」の解説

三右衛門 さんえもん

?-? 江戸時代前期の農民
摂津(大阪府)野里村の人。慶長19年(1614)大坂夏の陣で堺に出兵した豊臣方に対抗して茨木から堺へむかう200人の片桐且元(かつもと)の軍を,近隣の住民800人をひきいて神崎(かんざき),伊丹(いたみ)(ともに兵庫県)でやぶる。のち徳川家康にとがめられるが,豊臣の恩をわすれぬ義がみとめられ,ゆるされた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android