三吉山(読み)さんきちやま

日本歴史地名大系 「三吉山」の解説

三吉山
さんきちやま

上山盆地に東から突出する(六八七・四メートル)大岡おおおか山と称したが、頂上に葉山権現が祀られると、西端の峰だけが大岡山とよばれるようになる。天保七年(一八三六)金沢かねざわ村鈴木源右衛門が父の病気平癒のため、秋田の太平たいへい三吉さんきち大明神(現秋田市)に祈願したところ霊験があり、翌八年大岡山に分霊を勧請し石の祠を建てて祀って以来、三吉山と称するに至った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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