三嘆・三歎(読み)さんたん

精選版 日本国語大辞典 「三嘆・三歎」の意味・読み・例文・類語

さん‐たん【三嘆・三歎】

〘名〙
何度もためいきをもらすこと。幾度もなげくこと。
② 幾度もほめたたえること。深く感心すること。
東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉三「未だ曾て巻を掩ふて而して三歎せずんば有らず」 〔春秋左伝‐昭公二八年〕
③ 一人が発声すると三人がこれに唱和すること。→一唱三嘆。〔文明本節用集(室町中)〕
④ 白河法皇が意のままにならない(不如意)となげいた三つの事。すなわち、賀茂川の水と双六(すごろく)の賽(さい)山法師

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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