三増倍(読み)さんぞうばい

精選版 日本国語大辞典 「三増倍」の意味・読み・例文・類語

さん‐ぞうばい【三増倍・三層倍・三相サウ倍】

  1. 〘 名詞 〙 もとになる数量三倍の数量。また、物事程度がはなはだしいこと。
    1. [初出の実例]「千貫可進上之処、万五千疋先年被借召了。仍為三相陪分引給候相残進上也」(出典親長卿記‐文明一五年(1483)五月三日)
    2. 「わけて姿の軼(すぐ)れしといへば、三層倍(さんゾウバイ)にもおもふ娘の事」(出典:門三味線(1895)〈斎藤緑雨〉九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android