精選版 日本国語大辞典 「三倍」の意味・読み・例文・類語 さん‐ばい【三倍】 〘 名詞 〙① 基準となる数量を三つ合わせた数量。三層倍。[初出の実例]「利市三倍も面前(まのあたり)、売買越(ここ)に暇なく」(出典:読本・南総里見八犬伝(1814‐42)九)② 昔、京都の遊里で、店じまい以後の芸妓の花代が三倍増しになったこと。また、その花代。[初出の実例]「鳴りますの鳴(なる)の字を聞外し、つめてやれといふたのが店仕舞三盃(サンバイ)、際(きは)になると是非其花はどうでかうでと賤(あさ)ましき争(もめ)になるもの也」(出典:談義本・養漢裸百貫(1796)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例