三大陸周遊記(読み)さんたいりくしゅうゆうき

山川 世界史小辞典 改訂新版 「三大陸周遊記」の解説

『三大陸周遊記』(さんたいりくしゅうゆうき)
Tuḥfa al-Nuẓẓār fī Gharā'ib al-Amṣār wa ‘Ajā’ib al-Asfār

イブン・バットゥータの旅行記。正式名称は『諸都市の新奇さと旅の驚異に関する観察者たちへの贈物』。1325年モロッコタンジャからメッカ巡礼の旅に出発,巡礼を果たした後も旅を続け,東アフリカ,シリア,中央アジア,アナトリアインド,中国などを旅行。いったん帰郷後,再び出発し,スペインとサハラ以南のアフリカ地域を訪れ,54年帰郷した。史料の少ないトゥグルク朝マリ王朝についての証言は貴重。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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