三嶋村(読み)みしまむら

日本歴史地名大系 「三嶋村」の解説

三嶋村
みしまむら

[現在地名]天理市三島みしま

川原城かわはらじよう村東方に位置。養和元年(一一八一)七月の大和国諸庄米送状(京都大学蔵大東文書)に「進上 山辺郡(北カ)郷三島庄米云々」とあり、郡内北郷に属す。南郷山口やまぐち(現杣之内町)岸田きしだ(現岸田町)地域に相当する(前記文書、西大寺田園目録)。永仁二年(一二九四)の大仏灯油料田記録には「三嶋字アマリカミ」と記す。「国民郷士記」に三島東右衛門の名があり、同氏は布留ふる神宮の年預棟梁として祭事に関係したという。「大和名所図会」に「三島祠、三島村」とあり、摂津国三島郡三島神社の分社と伝える(山辺郡誌)

慶長郷帳にみる村高六〇六・四四石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android