三手文庫(読み)みてぶんこ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「三手文庫」の意味・わかりやすい解説

三手文庫
みてぶんこ

京都市北区上賀茂(かみがも)に鎮座する賀茂別雷(かもわけいかずち)神社文庫。三手とは同社社家である東手、中手、西手あわせて百数十家の総称で、その寄合(よりあい)の中心である三手若衆(わかしゅ)が経営していた。組織を整えて文庫が発足したのは1702年(元禄15)のことであるが、明治初年に神社に移管され、一部は売却された。契沖(けいちゅう)の門人今井似閑(いまいじかん)の大量の蔵書が奉納されて現存するほか、契沖や下河辺長流(しもこうべちょうりゅう)、松下見林(けんりん)らの筆跡や関係資料も多い。

[平泉隆房]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む