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松下見林 まつした けんりん

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美術人名辞典の解説

松下見林

国学者。名は慶、秀明、字は諸生。西峰散人・見林と号す。初め句読を父に学び京都に出て古林見宜の門に学ぶ。父歿後医を以て業とし博覧強記漢学に精しく、本邦の古典を渉猟す。傍ら儒書医籍及び本邦の記伝を講読し、蔵書も多く、著書に『異称日本伝』『公事根源集釈』『習医規格』等がある。明治三十年従四位を贈られる。元禄16年(1703)歿、67才。

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デジタル大辞泉の解説

まつした‐けんりん【松下見林】

[1637~1703]江戸前期の儒医・国学者。大坂の人。名は慶・秀明。号、西峯山人。和漢の学に精通し、「三代実録」を校訂出版。著「異称日本伝」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

松下見林 まつした-けんりん

1637-1704* 江戸時代前期の医師,儒者。
寛永14年1月1日生まれ。大坂の医師松下見朴の養子。儒医古林見宜(けんぎ)にまなぶ。京都で医業のかたわら「三代実録」を校訂し,「異称日本伝」などをあらわす。後年,讃岐(さぬき)高松藩主松平頼常につかえた。元禄(げんろく)16年12月7日死去。67歳。本姓は橘。名は秀明,慶摂。字(あざな)は諸生。号は西峯山人。
【格言など】謹んで墓碣を建つる勿(なか)れ,吾が後人に期するところ,著述の在るあり,もって百世に朽ちざるにたらん(遺言)

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朝日日本歴史人物事典の解説

松下見林

没年:元禄16.12.7(1704.1.13)
生年:寛永14.1.1(1637.1.26)
江戸時代前期の歴史家。本姓は橘氏。名は秀明,慶摂。字は諸生。見林と称し,西峯山人などと号する。大坂の医者の子として生まれ,慶安2(1649)年に古林見宜に入門,医学を学んだ。京都に住し,医を業とする傍ら,儒学・歴史学を学び,数多くの著書を残した。のちには讃岐国高松藩の儒者となったが,京都に住し,そこで没した。著書のひとつである『異称日本伝』(1693)は,『史記』など中国や朝鮮の書物のなかから,日本に関する記事を抄出したもので,完成には30年を要した。

(樫澤葉子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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大辞林 第三版の解説

まつしたけんりん【松下見林】

1637~1703) 江戸前・中期の儒医・国学者。大坂の人。号は西峯山人。見林は通称。京都で医学や経書を教授、史伝を研究し「三代実録」を校訂出版。著「異称日本伝」など。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

松下見林
まつしたけんりん
(1637―1703)

江戸前期の儒医、歴史家。名は慶、秀明。字(あざな)は諸生。見林は通称。大坂の医家に生まれる。13歳で古林見宜(ふるばやしけんぎ)(1579―1657)に入門し、医学、儒学を学び、国史を修める。のち京都で医術を業としつつ、儒学、国史を究め、かつ講ずる。考証に秀で、『三代実録』を校正・刊行し、三十余年を費やして『異称日本伝』を著す。後者は外国史料に基づく国史研究書で、史学史・思想史上意義が大である。晩年高松藩に仕えた。[玉懸博之]

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