三木翠山(読み)ミキ スイザン

20世紀日本人名事典 「三木翠山」の解説

三木 翠山
ミキ スイザン

大正・昭和期の日本画家



生年
明治20(1887)年7月15日

没年
昭和32(1957)年3月25日

出生地
兵庫県

本名
三木 斎一郎

経歴
明治36年京都の竹内栖鳳師事。大正2年第7回文展に「朝顔」が初入選、次いで大作「花の渡」「卯月八日」などを出品。15年ころから美人画が多くなり、同年の第1回聖徳太子奉讃展「旅の宿」、無鑑査になった昭和7年の第13回帝展「嫁ぐ姉」などがある。17年第7回新文展の「元禄快挙」が官展最後。栖鳳塾竹杖会でよく師に仕えたが、18年の栖鳳没後は画壇を離れた。他に「これにも月の入りたるや」「維新の花」などの代表作がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三木翠山」の解説

三木翠山 みき-すいざん

1887-1957 大正-昭和時代の日本画家。
明治20年7月15日生まれ。竹内栖鳳(せいほう)の門下。美人画を得意とする。昭和7年帝展無鑑査。18年に師が没してからは画壇をはなれた。昭和32年3月25日死去。69歳。兵庫県出身。本名は斎一郎。作品に「嫁ぐ姉」「元禄快挙」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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