三条坊門内裏跡(読み)さんじようぼうもんだいりあと

日本歴史地名大系 「三条坊門内裏跡」の解説

三条坊門内裏跡
さんじようぼうもんだいりあと

二条天皇・順徳天皇後深草天皇などの用いた里内裏の一つで押小路殿おしこうじどのともいう。「百錬抄」応保二年(一一六二)三月二八日条に「遷幸新造里内押小路ノ南東洞院ノ西本御座関白第土御門南東洞院東号高倉殿」とある新造里内がそれで、「拾芥抄」東京図も押小路南、三条坊門北、烏丸小路東、東洞院大路西の方一町とする。これは現塗師屋ぬしや町全域と、二条殿にじようでん町東側、仲保利なかほり町北側、船屋ふなや町西側、西押小路にしおしこうじ町南側の地に比定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android