知恵蔵mini 「三次喫煙」の解説 三次喫煙 タバコの煙自体ではなく部屋や衣服などに染みついたタバコの煙の成分を吸い込むこと、及びそれにより起こりうる健康被害の概念のこと。残留受動喫煙。2009年、米国のローレンス・バークレー国立研究所の研究者らが発表した論文により注目されるようになった。部屋などに付着したニコチン成分が発がん性物質に変化するため、それを体内に取り入れることで健康被害が起こる可能性が取り沙汰されている。日本では、10年に厚生労働省が通達した「受動喫煙防止対策について」の中で、三次喫煙の概念を「残留たばこ成分」との名称で初めて採用した。 (2016-6-9) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報