三浦庄(読み)みうらのしよう

日本歴史地名大系 「三浦庄」の解説

三浦庄
みうらのしよう

和名抄」の御浦みうら郡御浦郷を中心に成立した荘園。一一世紀には三浦半島の南端、現三浦市付近に三崎みさき庄が成立していたことから、荘域はいかに大きくみても同庄以北の三浦半島主要部と考えられるが不詳。

天養二年(一一四五)三月四日の官宣旨案(県史一)に「三浦庄司平吉次」の名がみえる。平吉次はこの地方に大きな勢力を振るった三浦氏の一族で、同氏の系図では義継とも記される。本所・領家の名は不明だが、三浦氏一族が支配地を中央の権門勢家に寄進して荘園とし、みずから荘司となって支配をさらに強化・拡大していったものであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む