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三無性 さんむしょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三無性
さんむしょう

仏教用語。三性に対応する概念。インド仏教唯識学派の説。相無自性,生無自性,勝義無自性をいう。三性とは,遍計所執性 (へんげしょしゅうしょう) ,依他起性 (えたきしょう) ,円成実性 (えんじょうじつしょう) である。唯識学派は存在認識を有の面からは三性として分析するが,それにとらわれれば,それはまた執着された見解といわなければならない。それを打破するために,その同じ存在 (諸法) を三性とは逆にそれらには本来固定的な実体がない,という無自性の方面から認識しようとするもの。

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