三田小山町(読み)みたこやまちよう

日本歴史地名大系 「三田小山町」の解説

三田小山町
みたこやまちよう

[現在地名]港区三田みた一丁目

新堀しんぼり川沿岸の丘の上に位置する町。丘は南と北に傾斜し、その下を同川が流れる。当地一帯は高い場所なので小山とよばれた(文政町方書上)。明治二年(一八六九)南側の三田久保みたくぼ町・久保三田くぼみた町、三田当光寺みたとうこうじ門前・同龍原寺りゆうげんじ門前を合併して成立。同五年に北側の旧武家地と寺社敷地を編入三田綱みたつな町の北にあたる。合併した旧武家地は筑前秋月藩黒田家上屋敷(正徳三年拝領)、大和郡山藩松平(柳沢)家下屋敷(拝領年代不明)、丹波柏原藩織田家物揚場(東京市史稿)寺地のうち日蓮宗円徳えんとく寺は寛永元年(一六二四)芝金杉裏しばかなすぎうら四丁目に開創、延宝七年(一六七九)久保三田、宝永四年(一七〇七)当地に移転。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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