三番丁(読み)さんばんちよう

日本歴史地名大系 「三番丁」の解説

三番丁
さんばんちよう

[現在地名]高松市番町ばんちよう一―二丁目

北は二番丁、西と南は四番丁、東はてら町に囲まれ、東西約一八〇間。通りの南北両側で戸数九軒の武家屋敷(天保一五年城下図)。松平頼重入部時までには形成されていた武家屋敷地で(→一番丁、延宝六年(一六七八)法泉ほうせん寺南側を切通して町が完成したという。東側の寺町を併せて三番丁とよぶことがある(古今讃岐名勝図絵)。北側は法泉寺西から河合平之丞(書院)・八田権四郎(小寄合)・三村弥九郎・塩田文庵(医師)・能勢小源太(小姓)、南側は西から古市平蔵(小姓)・松平七郎右衛門(足軽頭)・浅見五郎兵衛(横目)・飯野佐兵衛(旗奉行)の屋敷が並び、一〇〇石以上二人、一〇〇石未満五人の中・下級武士居住区であった(高松藩分限帳・天明年間城下図)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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