旗奉行(読み)ハタブギョウ

デジタル大辞泉 「旗奉行」の意味・読み・例文・類語

はた‐ぶぎょう〔‐ブギヤウ〕【旗奉行】

中世近世一軍の旗をあずかる武家職名旗大将幟奉行のぼりぶぎょう
江戸幕府の職名。老中に属し、将軍軍旗馬標うまじるしなどを管掌。御旗奉行。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「旗奉行」の意味・読み・例文・類語

はた‐ぶぎょう‥ブギャウ【旗奉行】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中・近世、主将の旗をあずかる役目侍大将。旗大将。幟(のぼり)奉行。
    1. [初出の実例]「其上御幡奉行一色成敵方之間、御幡指無之故歟云々」(出典大乗院寺社雑事記‐応仁元年(1467)六月一日)
  3. 徳川幕府の職名。徳川氏家伝の白旗、金扇・半月の馬印(うまじるし)、その他の旗をあずかるもので、老中の支配に属した。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android