三番船(読み)さんばんぶね

精選版 日本国語大辞典 「三番船」の意味・読み・例文・類語

さんばん‐ぶね【三番船】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代民間から雇う御城米積船や廻米船に対し、積出港ごとに雇用順の番号をつけた、その三番目の船。
  3. 江戸時代、菱垣廻船新綿番船樽廻船新酒番船の、それぞれについて行なわれた、上方から江戸までの競争で、三番目に到着した船。三番までの船の積荷には立値段がなされた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android