コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

開帳 かいちょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

開帳
かいちょう

開扉 (かいひ) ともいう。厨子 (ずし) の扉を開いて,尊像を一般の人々に礼拝させること。一般に秘仏の開帳を3,7,10,12,20,30,50,60年目などに周期的に行なって法要供養することが行われている。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

開帳

寺が特定の日に厨子(ずし)のとばりを開き、中の秘仏を一般の人に拝ませること。近畿各地の西国三十三観音善光寺(長野県)、成田山新勝寺(千葉県)、浅草寺(東京都)などが知られる。その寺内での「居開帳(いがいちょう)」と寺の外に出張する「出開帳(でがいちょう)」がある。

(2010-02-13 朝日新聞 夕刊 こころ)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について | 情報

デジタル大辞泉の解説

かい‐ちょう〔‐チヤウ〕【開帳】

[名](スル)
ふだんは閉じてある厨子(ずし)の扉を、特定日に限って開き、中の秘仏を一般の人に拝ませること。開龕(かいがん)。啓龕(けいがん)。開扉(かいひ)。 春》「―の破れ鐘つくや深山寺/蛇笏
隠すべきものを人目にさらすこと。
賭博(とばく)の座を開くこと。
[補説]3は、法律では「開張」と書く。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

百科事典マイペディアの解説

開帳【かいちょう】

秘仏の帳(とばり)を開いて拝観させること。自坊で行う居開帳と,他の場所で行う出開帳があった。本来,仏と信者の結縁を目的とする宗教行事であったが,のち堂舎修復などの費用を賄うための募財事業として実施されることが多かった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

かいちょう【開帳】

秘仏の帳(とばり)を開いて一般信者に拝観・結縁(けちえん)させること。京都では鎌倉時代からその例が見られ,江戸時代には全国に普及するが,三都のうちとくに人口の多い江戸での開帳が質量ともにぬきんでることになった。開帳は,江戸では寺社奉行所,天領や諸藩ではそれぞれの役所の許可を受けて行うことに定められていた。本来,仏と衆生(しゆじよう)の結縁を目的とする宗教行事であるが,後には堂社の修復などの臨時出費を賄うための募財事業として,33年に1回の年限より短い周期で実施されることも少なくなかった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

かいちょう【開帳】

( 名 ) スル
寺社で、特定の日に厨子ずしを開き、秘仏を一般の参拝者に公開すること。開龕かいがん。開扉かいひ。啓龕。 [季] 春。 《 -の時は今なり南無阿弥陀 /虚子 》 「五年に一度本尊を-する」
隠しておくべきものを、人目にさらすこと。 「衆目の前でご-に及んだ」
博打ばくち場を開くこと。開張。 「賭場を-する」

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

今日のキーワード

不義理

[名・形動]1 義理を欠くこと。また、そのさま。「多忙でつい不義理になる」2 人から借りた金や物を返さないでいること。「茶屋への―と無心の請求」〈逍遥・当世書生気質〉...

続きを読む

コトバンク for iPhone

開帳の関連情報