三省六部制度(読み)さんしょうりくぶせいど(その他表記)San-sheng liu-bu zhi-du; San-shêng liu-pu chih-tu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三省六部制度」の意味・わかりやすい解説

三省六部制度
さんしょうりくぶせいど
San-sheng liu-bu zhi-du; San-shêng liu-pu chih-tu

中国,隋,唐の中央官制のかなめの機構。中書 (隋では内史) ,門下,尚書省を三省といい,尚書省の吏,戸,礼,兵,刑,工6部局を六部という。三省の長官宰相となり合議して政策決定を行い,中書は詔勅の起草,門下がその審査にあたり,尚書六部が行政を統轄した。この機構は六朝時代を通じ貴族制のもとで発達したもので,唐後期には三省分立は名目化し,明以後は六部皇帝に直属した。

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