三菱航空機(読み)ミツビシコウクウキ(その他表記)Mitsubishi Aircraft Corporation

デジタル大辞泉 「三菱航空機」の意味・読み・例文・類語

みつびし‐こうくうき〔‐カウクウキ〕【三菱航空機】

小型ジェット旅客機スペースジェット(旧称MRJ)の開発・販売を行う、三菱重工業子会社。平成20年(2008)設立

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「三菱航空機」の解説

三菱航空機

三菱重工業の子会社で、国産初のジェット旅客機スペースジェット(旧MRJ)の開発を手掛けている。愛知県豊山町の県営名古屋空港内に本社を置く。2008年に営業を開始した。当初13年の初号機納入を目指したが、6度にわたって延期した。新型コロナウイルス流行による世界的な航空需要の落ち込みなどから、大幅な人員削減や海外拠点の閉鎖など開発体制の縮小を進めている。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

知恵蔵mini 「三菱航空機」の解説

三菱航空機

日本の航空機メーカー(本社・名古屋空港内)。三菱航空機株式会社。2008年4月1日、初の国産ジェット旅客機「MRJ(Mitsubishi Regional Jet)」の開発・製造・販売などを行う企業として設立された(製造は三菱重工に委託)。資本金は1000億円で、出資者は三菱重工業(64%)、三菱商事(10%)、トヨタ自動車(10%)、他7社。18年度に納入予定のMRJは、15年1月にJAL(日本航空株式会社)が32機発注するなど好調で、16年2月16日には航空機リース会社の米国エアロリースが最大20機の発注で基本合意し、累計受注数が427機となった。

(2016-2-18)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の三菱航空機の言及

【三菱重工業[株]】より

…1907年三菱合資会社に造船部がつくられ造船業務を統轄したが,17年独立して三菱造船(株)となった。34年三菱造船(株)は三菱重工業(株)と改称,同年三菱航空機(株)(1920年三菱内燃機製造(株)として設立)を合併した。第2次大戦前から軍需生産が多く,なかでも96式艦上戦闘機,零式(れいしき)艦上戦闘機(ゼロ戦),一式陸上攻撃機,戦艦武蔵は有名である。…

※「三菱航空機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android