三覚(読み)サンカク

デジタル大辞泉 「三覚」の意味・読み・例文・類語

さん‐かく【三覚】

仏語。仏の悟りの三相。自ら悟る自覚、他を悟らせる覚他、悟りの働きが完成している覚行円満の三段階がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三覚」の意味・読み・例文・類語

さん‐かく【三覚】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。仏の覚の三相。自覚・覚他・覚行円満の三つ。みずからさとり、他をしてさとらせ、さとりのはたらきが完成していること。
    1. [初出の実例]「允父允母。牢籠三覚」(出典性霊集‐七(835頃)笠大夫奉為先妣造大曼荼羅像願文一首)
    2. [その他の文献]〔三蔵法数‐八〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

コンビニ交付

マイナンバーカードを利用して、自治体が発行する各種証明書をコンビニやスーパー、郵便局などで取得できるサービス。申請から受け取りまでの手続きがマルチコピー端末で完結する。2023年12月からはマイナカ...

コンビニ交付の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android