三角末端面(読み)さんかくまったんめん

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

三角末端面
さんかくまったんめん

侵食された断層崖(がい)の山脚末端部にみられる三角状の急斜面。末端切面ともいう。この地形は、断層崖を刻んでいる川で侵食されていること、新しい断層変位が引き続いておこること、山脚を形成している岩石や地層が均一であること、などの条件に制約されて形成される。この地形は単一に存在することはまれであり、一定の方向に走る山脚部に連続的に配列する場合が多い。日本の代表例としては四国地方の石鎚山(いしづちさん)断層崖の麓(ふもと)や、中部地方の赤石山脈の燕頭山(つばくろあたまやま)(山梨県)などが知られる。

[有井琢磨]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の三角末端面の言及

【断層地形】より

…このような断層運動が千年~数千年の間隔をおいて発生し,崖地形は成長していく。断層崖が比高を増すと,三角末端面とよばれる三角形状をした尾根の末端がみられる。大小の三角末端面が集合して大きな断層崖ができる。…

※「三角末端面」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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