三輪鳥居(読み)ミワドリイ

デジタル大辞泉 「三輪鳥居」の意味・読み・例文・類語

みわ‐どりい〔‐どりゐ〕【三輪鳥居】

明神みょうじん鳥居左右に小さい鳥居を組み合わせた鳥居。奈良県桜井の大神おおみわ神社にみられる。三光さんこう鳥居。

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関連語 名詞 匠明

精選版 日本国語大辞典 「三輪鳥居」の意味・読み・例文・類語

みわ‐どりい‥どりゐ【三輪鳥居】

  1. 〘 名詞 〙 明神鳥居両脇に、すこし小さい鳥居を組み合わせて三門口とした鳥居。奈良県桜井市三輪大神(おおみわ)神社の鳥居から名づけられた。三光の鳥居。三輪の鳥居。〔匠家必用記(1756)〕
    1. 三輪鳥居〈匠明〉
      三輪鳥居〈匠明〉

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世界大百科事典(旧版)内の三輪鳥居の言及

【大神神社】より

…それとともに,神木杉の葉の玉が造酒家の標示としてひろまったが,これに現世利益を信仰する農民・商工民の信者を加えて,今日に及んでいる。 神社の形態もしだいにととのったが,大神神社では神殿がなく,神体の三輪山と拝殿との間に三輪鳥居(普通の鳥居の左右に小鳥居を付けた独特の様式)をおくのを特色としている。例祭は,平安時代いらい4月上卯(3卯のときは中卯)とされてきたが,近代には4月9日となった。…

【鳥居】より

…厳島神社のものが代表的である。なお,三輪鳥居は左右に鳥居の半分をつけたような特殊な形をしている。鳥居の材料はヒノキ,スギなどの木材のほか石を使うようになり,近世からは銅,鉄,陶なども使われ,大正期からは鉄筋コンクリートの巨大なものも現れるようになった。…

※「三輪鳥居」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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