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大神神社 おおみわじんじゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大神神社
おおみわじんじゃ

奈良県桜井市三輪山に鎮座する元官幣大社。すぎのみやしろ,三輪明神ともいう。祭神はオオモノヌシノオオカミ,スクナヒコナノカミ。日本最古の創建といわれ,三輪山を神体とする。拝殿のみで神殿をもたず,上代の信仰の形をよく伝えている。中世には三輪流神道が生れた。また酒神として酒造家の信奉が厚い。大和国一の宮。例祭4月9日,10月 24日。

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デジタル大辞泉の解説

おおみわ‐じんじゃ〔おほみわ‐〕【大神神社】

奈良県桜井市三輪町にある神社。旧官幣大社。祭神は大己貴神(おおなむちのかみ)和魂(にきみたま)である大物主神(おおものぬしのかみ)三輪山が神体で、山麓に拝殿があるが、本殿はない。古くから酒の神とされ、酒造家が信仰する。大和国一の宮。三輪明神。三輪神社

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百科事典マイペディアの解説

大神神社【おおみわじんじゃ】

奈良県桜井市三輪に鎮座。旧官幣大社。祭神ヤマトオオモノヌシクシミカタマノミコト(大物主神の別名)は大国主神和魂(にぎみたま)とされ,そのしずまる三輪山(御諸(みもろ)山,三室山)を神体とする(三輪山伝説)。
→関連項目桜井[市]聖林寺鎮花祭火祭三輪三輪そうめん三輪山大和青垣国定公園

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デジタル大辞泉プラスの解説

大神(おおみわ)神社

愛知県一宮市にある神社。第10代崇神天皇の御代の創祀とされる。祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)。尾張国一之宮。

大神(おおみわ)神社

奈良県桜井市にある神社。創祀は不明。祭神は大物主大神(おおものぬしのおおかみ)、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名神(すくなひこなのかみ)。大和国一之宮。境内は国の史跡、三ツ鳥居は国の重要文化財に指定。

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世界大百科事典 第2版の解説

おおみわじんじゃ【大神神社】

奈良県桜井市三輪に鎮座。大物主(おおものぬし)神をまつる。大和国の一宮。旧官幣大社。三輪神社,三輪明神ともいう。歴史的には,最も古式の信仰形態をとどめる神社として有名。すなわち,大和盆地の南東に麗姿を示す三輪山を神体とし,これを遥拝する。祭神は,《古事記》には〈意富美和(おほみわ)之大神〉,《日本書紀》では〈大物主大神〉とされる。この神は,《古事記》神武段では三嶋湟咋(みしまみぞくい)の娘の勢夜陀多良(せやだたら)との,同崇神段では陶津耳(すえつみみ)の娘の活玉依毘売(いくたまよりびめ)との神婚説話を伝えている。

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大辞林 第三版の解説

おおみわじんじゃ【大神神社】

奈良県桜井市三輪にある神社。大和国一の宮。祭神は、日本書紀によれば、大物主神おおものぬしのかみ。日本最古の起源をもつ神社の一。山容が秀麗な三輪山に対する信仰から生まれたもので、拝殿と山との間に三輪鳥居を設け、神殿をもたない。三輪明神。三輪神社。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大神神社
おおみわじんじゃ

奈良県桜井市三輪(みわ)町に鎮座。祭神は大物主大神(おおものぬしのおおかみ)(また倭大物主櫛玉命(やまとのおおものぬしくしみかたまのみこと))、配祀(はいし)は大己貴神(おおなむちのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)。神話によれば、少彦名神が常世(とこよ)の国に去ったあと、独力で国造りをしていた大己貴神の前に、国造りをともにするため海上より出現した大物主大神(大己貴神の幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)ともいう)を、その意志によって御諸山(みもろやま)(三輪山)に祀(まつ)ったのが起源であるという。三輪山を神体山とし、太古以来本殿はない。山麓(さんろく)に拝殿(国の重要文化財)があり、その奥に三輪鳥居(国の重要文化財)が立つ。『延喜式(えんぎしき)』では名神(みょうじん)大社、大和(やまと)国一宮(いちのみや)、明治の官制では官幣大社。例祭は4月9日。ほかに、元旦に神火を松明(たいまつ)に移して参詣(さんけい)者に分かつ繞道祭(にょうどうさい)(御神火祭)、2月6日の御田植祭(おんださい)、薬草を供える4月18日の鎮花祭(はなしずめのまつり)、印(しるし)の杉玉を酒造家に授ける11月14日の酒まつり、摂社率川(いさがわ)神社(奈良市本子守(ほんこもり)町)の6月17日の三枝祭(さいくさのまつり)(百合(ゆり)祭)などが有名。なお、神宮寺であり中世以降三輪神道を発達させた大御輪寺(だいごりんじ)と平等寺は、明治初年に廃され、大御輪寺の本堂は摂社大直禰子(おおたたねこ)神社(本社境内)の本殿(重要文化財)に転用、その本尊十一面観音立像は聖林寺(しょうりんじ)(桜井市下(しも))に移された。拝殿の前を南北に通る古道は、いわゆる「山辺(やまのべ)の道」である。[谷 省吾]
『『大神神社史』(1975・大神神社社務所)』

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世界大百科事典内の大神神社の言及

【神社建築】より

…日本の農耕にかかわる信仰は古い歴史をもつが,信仰の対象を物的に明示する方法は,長い間自然の一部をそのまま神聖視する素朴な段階にとどまっており,それが建築という形態をとるのはかなりのちのことと考えられる。奈良県の大神(おおみわ)神社,埼玉県の金鑽(かなさな)神社などが現在でもそうであるように,祭神をまつるべき本殿がなく背後の山を神体としたものがあり,また社すなわち杜(もり)が神域を示すという理解は古代以来きわめて普遍的であった。人工的な工作物をもって神の宿るところとしたもっとも単純なものは,一本の独立した柱を地上に立てることであって,この場合一本の柱はそのまま杜の象徴にほかならない。…

【清酒】より

麴(こうじ)
[来歴]
 《播磨国風土記》にはカビの生えた乾飯(かれいい)で酒をかもしたという伝承が記載されており,日本では8世紀初頭すでに酒造にこうじが用いられていたことをうかがわせる。古来,酒造の神として信仰を集めてきたのは奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社,京都市の梅宮(うめのみや)大社,松尾(まつのお)大社の3社であった。このうち松尾大社は朝鮮からの渡来氏族秦(はた)氏の氏神として701年奉斎されたが,5世紀後半ころこの地に秦の民が集められたさい伴造(とものみやつこ)に任ぜられた秦酒公(さけのきみ)は酒造技術者であったと考えられ,彼らの指導が古代日本の酒造を育成したと考えられる。…

【鎮花祭】より

…疫病が流行しないようにと疫癘(えきれい)を鎮めるまつり。神祇令の鎮花祭は注釈〈義解〉によると,毎年旧暦3月(季春)に奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社と,同神社の摂社である狭井(さい)神社(狭井坐大神荒魂神社)の二つのまつりで,それは春の花が飛び散るときに,疫神が分散して病気を流行させるので,これを鎮めるために行われるものとある。このまつりの起源は,崇神天皇が大田田根子(おおたたねこ)に三輪の神をまつらせたのがはじまりとされ,その後,平安時代にも盛んに行われた。…

【山宮】より

…これが里宮の成立である。大和三輪山の大神(おおみわ)神社,薩摩開聞岳の枚聞(ひらきき)神社などが,いずれも拝殿のみで本殿の構えをもたないのは,山頂を遥拝する里宮であったことを示している。したがって社祠の成立からみると里宮がはやく,山宮はその後であった。…

※「大神神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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