三部教会史(読み)さんぶきょうかいし(その他表記)Historia ecclesiastica tripartita

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三部教会史」の意味・わかりやすい解説

三部教会史
さんぶきょうかいし
Historia ecclesiastica tripartita

初期キリスト教会史の書。エウセビオスの『教会史』のあとの時期 (305~439) を扱ったキュロステオドレトスソクラテス,ソゾメノスの3書をもとに,カシオドルスのすすめでエピファニウスがラテン語に訳編した 12巻本 (6世紀) 。難点はあるが,中世,ルネサンス期に普及した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android