三鈷の松(読み)さんこのまつ

日本歴史地名大系 「三鈷の松」の解説

三鈷の松
さんこのまつ

御影堂の前にあり、空海が入唐留学からの帰途、船上から密教相応の地を占するために所持していた三鈷杵を空中に投げたが、帰朝して登山した折、その三鈷がこの松に懸かっていたと伝える三葉の松である。寛治二年(一〇八八)の「白河上皇高野御幸記」は「影堂前二許丈有一古松、枝条痩堅年歳遐遠、二宿老云、大師有唐朝、占有縁之地、遥擲三鈷、飛彼万里之鯨波、掛此一株之竜鱗、聞此霊異、永人感傷、称為結縁、折枝拾実、無不齎待為帰路之資」と記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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