三陸鉄道北リアス線(読み)さんりくてつどうきたりあすせん

知恵蔵mini 「三陸鉄道北リアス線」の解説

三陸鉄道北リアス線

岩手県宮古市の宮古駅と久慈市の久慈駅とを結ぶ三陸鉄道の鉄道路線。国鉄宮古線、国鉄久慈線が三陸鉄道に転換され、1984年に同社の北リアス線として開業。1896年の明治三陸大津波教訓を受けて津波対策がなされており、海岸沿いを走る線路大部分はトンネル内を通るため、海が見える箇所は駅付近などの一部区間に限られている。2011年、東日本大震災の地震と津波による被害全線不通となるも、震災発生5日後の3月16日には一部区間で営業を再開し、復興支援列車として活躍。その後、復旧により営業再開区間が増え、14年には全線での営業再開が予定されている。震災直後より全国各地から支援客が集まっていたが、13年にNHK連続テレビ小説あまちゃん」に「北三陸鉄道リアス線」の名で登場して以降、観光需要が拡大している。

(2013-10-22)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「三陸鉄道北リアス線」の解説

三陸鉄道北リアス線

三陸鉄道株式会社が運行していた鉄道路線。岩手県宮古市の宮古駅から久慈市の久慈駅を結ぶ。2011年、東日本大震災の津波により大きな被害を受けるが、震災5日後から部分的に運転を再開し話題となる。2013年放送のNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」に登場する「北三陸鉄道リアス線」のモデルとなった。2019年、JR山田線の一部区間、南リアス線と統合され「三陸鉄道リアス線」となる。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android