三須錦吾(読み)ミス キンゴ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「三須錦吾」の解説

三須 錦吾
ミス キンゴ


職業
能楽囃子方(幸流小鼓方)

専門
小鼓

別名
幼名=金之助

生年月日
天保3年 1月3日

出生地
江戸(東京都)

経歴
能楽師の父平左衛門と、幸流宗家の幸五郎次郎正家(まさかつ)に学び、小鼓方の名手といわれた。慶応3年豊後(大分県)竹田に住んで能楽を教えたが、のち上京、明治初期の能楽界に活躍した。

没年月日
明治43年 6月30日 (1910年)

家族
師=三須 平左衛門,幸 五郎次郎正家

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三須錦吾」の解説

三須錦吾 みす-きんご

1832-1910 幕末-明治時代の能楽師小鼓方。
天保(てんぽう)3年1月3日生まれ。豊後(ぶんご)(大分県)岡藩の小鼓方三須平左衛門の長男。幸(こう)流14代宗家にまなぶ。維新前後は豊後にもどり,明治11年上京,42年幸祥光(よしみつ)の16代継承まで幸流をまもった。明治43年6月30日死去。79歳。江戸出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の三須錦吾の言及

【幸祥光】より

…東京生れ。1902年望まれて小鼓方幸流三須(みす)平司の養嗣子となり,養父と養祖父三須錦吾に師事。09年宗家の芸事を継承,30年入籍。…

※「三須錦吾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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