上り詰め(読み)のぼりづめ

精選版 日本国語大辞典 「上り詰め」の意味・読み・例文・類語

のぼり‐づめ【上詰・登詰】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) のぼりつづけること。のぼりきること。また、そのさま。
  3. ( 形動 ) 次第にのぼせて夢中になること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「かこひにも、いやにて候、のぼりづめに太夫にして、をくとみえたり」(出典:評判記・満散利久佐(1656)長津)
  4. 芝居舞台装置で、実際に上までのぼることのできるように作った坂や石段など。
    1. [初出の実例]「本舞台真中に登り詰の石段」(出典:歌舞伎・日本晴伊賀報讐(実録伊賀越)(1880)四幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android