上万能村(読み)かみまんのうむら

日本歴史地名大系 「上万能村」の解説

上万能村
かみまんのうむら

[現在地名]豊田町上万能

一言ひとこと村の西にあり、村内を豊田川が南流する。正保年間(一六四四―四八)以前に万能村が上・下に分れたという(風土記伝)正保郷帳に村名がみえ、幕府領、田方一二八石余・畑方二八石余、諏訪領三石・長福ちようふく寺領二石。国立史料館本元禄郷帳では旗本高木領で、幕末まで変わらず(旧高旧領取調帳など)。「遠淡海地志」によると家数二〇。東海道見付みつけ宿(現磐田市)助郷役加茂西かもにし村に同じ。享和三年(一八〇三)の「東海人物誌」文人の項に三弦として万能高橋文七の名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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