豊田町(読み)とよたちよう

日本歴史地名大系 「豊田町」の解説

豊田町
とよたちよう

面積:一六五・六一平方キロ

山口県の西部豊浦郡の北東部に位置し、北は長門市・大津おおつ油谷ゆや町、東は美祢みね市、南は菊川きくがわ町、西は豊北ほうほく町と豊浦町に接する。町域の西南辺と東北辺は標高六〇〇―七〇〇メートル内外の山岳が連なる。長門市俵山たわらやまに発し菊川町を経て瀬戸内海に流れる木屋こや(吉田川)が町の東南側を北東から南西に貫流し、木屋川ダム(豊田湖)と豊田平野を形成する。一方粟野あわの川は町の中央部鷹子たかのこ八道やじを源とし西北に流れ、同支流杢路子むくろうじ川は狗留孫くるそん(六一六・三メートル)を発して北流、隣接の豊北町内田耕たすき粟野川に合流油谷湾に流入する。


豊田町
とよだちよう

面積:一九・八二平方キロ

東と北は磐田市、南は磐田郡竜洋りゆうよう町、西は天竜川を隔てて浜松市に接する。同川左岸に沿って南北に長く、東部は磐田原台地西縁の畑作地帯、西部は沖積平野部で主として水田地帯を形成する。ほぼ中央を東西に国道一号、その南側に県道磐田―細江ほそえ(旧東海道)、北側に磐田バイパス、さらにその北に東名高速道路、南部をJR東海道本線が通り、豊田駅がある。南北には県道磐田―天竜線・同豊田―竜洋線・同上野部―豊田竜洋線(天竜川左岸堤防上)・同磐田―竜洋線などが通る。町域には磐田原台地西縁部を中心に四〇弱の遺跡が知られている。その出発点は旧石器時代の広野北ひろのきた遺跡で、南北一キロにも及ぶ広野ひろの遺跡の中央部にあたる。さらにその南には加茂東原かもひがしばら遺跡が続く。広野遺跡には縄文時代中期と弥生時代中期の遺跡が重なる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android