上丹郷(読み)かむつにゆうごう

日本歴史地名大系 「上丹郷」の解説

上丹郷
かむつにゆうごう

「和名抄」高山寺本は「加无津迩布」(カムツニフ)、東急本は「加无都尓布」と訓ずる。本来は丹生郷であったのが上下に分割されたのであろうが、下丹郷はみえない。天平一九年(七四七)一二月二二日の坂田郡司解(正倉院文書)によれば、坂田郡上丹郷戸主堅井国足戸口の息長真人真野が賤二人を東大寺に売っている。「新撰姓氏録」右京皇別・「続日本紀」天平宝字六年(七六二)一月四日条などに息長丹生真人という氏族名がみえるが、これは当郷に関係し、丹は赤色顔料で、画師を多く出した氏族である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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