上吉沢村(読み)かみきつさわむら

日本歴史地名大系 「上吉沢村」の解説

上吉沢村
かみきつさわむら

[現在地名]平塚市上吉沢かみきちさわ

大磯丘陵の北部に広がり、東は千須谷せんずや村・公所ぐぞ村、西は土屋つちや村、北は南金目みなみかなめ村、南は下吉沢村に接する。東南から西北波多野はだの道が通り、西方で金目道が分岐する。村内山間より涌出して東流する谷津やつ川・宮下みやした川を用水として利用する。永正一六年(一五一九)四月二八日の宗瑞(伊勢長氏)箱根領注文(県史三)に「はこねりやう所々、菊寿丸知行分」として「五十五くわん 上きつさわ」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android