日本歴史地名大系 「上品寺村」の解説 上品寺村じようぼんじむら 奈良県:橿原市多・耳成地区上品寺村[現在地名]橿原市上品寺町米(よね)川と飛鳥川の中間に立地。南は内膳(ないぜん)村、北は新口(にのくち)村。弘安二年(一二七九)の東大寺大仏殿灯油田寄進状(東大寺文書)に「奉寄進 大仏殿灯油田事 合水田壱田(町カ)者 字名上法院 在大和国十市郡西廿二条一里十九坪」とある上法(じようほう)院の地。文禄四年(一五九五)の検地帳によると反別二五町七反一畝一七歩、村高三五二・二四石、検地奉行は増田長盛。江戸初期は旗本鈴木重時領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報