上土村(読み)あげつちむら

日本歴史地名大系 「上土村」の解説

上土村
あげつちむら

[現在地名]千丁町大牟田おおむた

北は大鞘おざや川で限られ、南は吉王丸よしおうまる村に接する水田地帯。「八代日記」天文一一年(一五四二)一二月二四日条に「あけ土」とみえ、宇土勢が豊福とよふく(現下益城郡松橋町)に出兵し、当地に放火した。慶長国絵図に村名がみえ、正保郷帳に田方五一九石二斗余・畠方一八石九斗余とある。寛永七年(一六三〇)八月二八日加藤正方は「八代郡之内大牟田村海辺開」五〇石を八代浄信じようしん寺に寄進した(「加藤正方寄進状」浄信寺文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android