日本歴史地名大系 「上埴生郡」の解説 上埴生郡かみはぶぐん 千葉県:上総国上埴生郡一宮(いちのみや)川支流の埴生川・鶴枝(つるえ)川などの流域を郡域とした明治の郡。現長南(ちようなん)町の大半部と茂原(もばら)市の南端部にあたる。明治一一年(一八七八)の郡区町村編制法に伴い、埴生郡が旧下総国埴生郡(のち下埴生郡)と区別するため改称、上埴生郡となる。郡役所は長柄(ながら)郡茂原村に置かれ、同一九年当時は郡内に一宿四二村あり、戸数三千六二六・人数一万九千七〇一で、戸長役場が一〇ヵ所に置かれた(地方行政区画便覧)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報