日本歴史地名大系 「上堀川町」の解説 上堀川町かみほりかわちよう 京都市:上京区待賢学区上堀川町上京区西堀川通丸太町上ル堀川通西側の町。現在は道の拡幅で町の東部は堀川通(旧堀川小路)に含まれた。北は椹木町(さわらぎちよう)通(旧中御門大路)、南は丸太町(まるたまち)通(旧春日小路)。平安京の条坊では左京二条二坊一保八町の東、官衙町の一つ「東宮町」の東の跡地(拾芥抄)。平安中期以降は春日小路(かすがこうじ)堀川小路の北の地。 中古京師内外地図では、当地付近に「安禅寺」とみえる。ちなみに安禅寺は文明以後、西洞院(にしのとういん)の東中御門(ひがしなかみかど)の南に移り、天正年中(一五七三―九二)京極今出川の南に転じ(山城名跡巡行志)、明治一二―一三年(一八七九―八〇)頃廃寺となった(坊目誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by