上多肥村(読み)かみたひむら

日本歴史地名大系 「上多肥村」の解説

上多肥村
かみたひむら

[現在地名]高松市多肥上町たひかみまち

下多肥村の南にあり、同村とともに古代香川郡多配たへ(和名抄)の遺称地で、多肥村を形成した。貞享高辻帳では一村として扱われ、上多肥村の高五九六石余。天保九年(一八三八)の御領分明細記では一千三四九石余。同六年の年貢米皆済状(喜多文書)によれば、本年貢は四一二石余、口米と四分米は合せて六一石余に上り、その他に夏成として大麦小麦を納めている。万延元年(一八六〇)の村高一千二四二石余のうち、五九・二パーセントの七三五石余が他村入作百姓の持高であった。明治二年(一八六九)ではその値は六一・九パーセントに達している(佐々木文書)。人数は文化元年(一八〇四)八二四、明治二年には家数二三六・人数八九四、牛九七・馬三(多肥郷土史)、同八年頃の反別一三六町四反余(戸口反別等一覧)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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