上宿村(読み)かみじくむら

日本歴史地名大系 「上宿村」の解説

上宿村
かみじくむら

[現在地名]篠山市上宿

曾地口そうじくち村の北東、北部を篠山川が流れる。北部のこう山の中腹東陽とうよう寺跡、西部に戦国期に波々伯部兵庫助館の跡がある。正保郷帳に「上宿村」とみえ、田高一五〇石余・畠高五七石余。元禄郷帳では波々伯部ほほかべを冠称し、高二一四石余。「丹波志」では曾路そうじ庄のうちで、高一九四石余。天明三年(一七八三)の篠山領内高並家数人数里数記では新村組で、家数三五・人数一四八。「多紀郡明細記」によれば、山役米三石八斗余のほか薪三五荷余・瓦焼木一八束などを納め、家別三五・人別一四八、牛四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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