日本歴史地名大系 「上富安村」の解説 上富安村かみとみやすむら 和歌山県:御坊市上富安村[現在地名]御坊市湯川(ゆかわ)町富安(とみやす)下富安村の北、白馬(しらま)山脈の南麓に位置する。道成(どうじよう)寺(現日高郡川辺町)から吉田(よしだ)村を経て東光寺(とうこうじ)(現日高郡日高町)へ抜ける道が村内を通る。下富安村とともに中世富安庄に含まれた。慶長検地高目録に村高八六三石余とあるが、このなかにはのちの下富安村分も含まれていたと考えられる。近世初期には和歌山藩新宮領で、承応二年(一六五三)の替地により本藩領となる(新宮藩御勘定方旧記「和歌山県史」所収)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by