上小場村(読み)うわこばむら

日本歴史地名大系 「上小場村」の解説

上小場村
うわこばむら

[現在地名]芦北町古石ふるいし

大口おおぐち(現鹿児島県大口市)を経由する薩摩街道筋にあり、宝暦年間(一七五一―六四)の記録(「万覚帳」芦北町誌)に「此の川より三十丁と申す山坂なり。上り十五町有り。此の坂の辻左より脇に上小場と申す小村、家壱軒有り」とある。寛永一六年(一六三九)の葦北郡地侍御知行割帳(徳富文書)上木場うわこば村とある。湯浦手永に属し、延宝三年(一六七五)の葦北郡湯浦手永小村限御帳(芦北町誌)に上小場村とあり、男女一四、うち女六、一五歳から六〇歳の男四人のうちに一人の郡筒を含み、竈数一とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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