上尾奈村(読み)かみおなむら

日本歴史地名大系 「上尾奈村」の解説

上尾奈村
かみおなむら

[現在地名]三ヶ日町上尾奈

西神田にしじんでん川の上流域に位置し、東は下尾奈村、西端は三河国との国境をなす。古代末期から中世には尾奈御厨(尾奈郷)に含まれていた。なお「万葉集」巻一四の東歌に「花散らふこの向つ嶺の乎那の嶺の洲につくまで君が齢もがも」とあり、乎那おなの嶺は当地の山をさしたと考えられる。正保郷帳に村名がみえ、田方八一石余・畑方四四石余、幕府領、ほかに白山(現白山神社)領二石がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android